ようやく本題に入れそうな段階まで来た。
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本題とは新規で契約したばかりのVPSにお目当てのMT5を複数インストールしてEAを設置し、サーバー側のシステムメンテナンス後に自動でMT5が立ち上がるようにすることだ。
VPSはコスパ最強のお名前.comで開設しておこう。

そこに至るまでには数多くの作業があったが、ようやく本番だ。
まずはVPSでお馴染みのGoogleChromeをインストールしてみよう。
デフォルトでは何度も画面を出しているようにMicrosoft社のEdgeがデスクトップに設置しある。
このブラウザーの検索窓で「GoogleChrome」と入力。

するとこのようなページにたどり着くことが出来る。
当然インストールを行うべく「chromeをダウンロード」ボタンをクリック。
セキュリティがかかっている場合は「詳細」から「実行」という具合に強制的にダウンロードして見ると良い。

Chromeをダウンロードする目的には普段使用している別のデバイスと同じブックマークを使いたいからだ。
メールも同様にいつも使用しているGoogleのGmailも閲覧できた方が何かと便利だ。
1 PasswordとDropBoxもダウンロードしておくとほぼ普段使用している環境が整ってしまう。
ということでまずはGoogleアカウントでログインしてブックマークを同期する。
次はMT5をダウンロードしたいのでお馴染みの海外FXのXMへ移動。
その前にXMの新規口座を解説しておくと後の説明がわかりやすくなる。
新規の口座を解説したらプラットフォームからMT5をダウンロードしよう。

XMへアクセスするとクッキーのポップが開いたので「続行する」をクリック。
XMへログインして「プラットホーム」タブをクリック。
「PC対応MT5」をクリックしてダウンロードを実行。

これらの一連の作業は全てVPS上で行う必要がある。
もし自身のデバイスでMT5をダウンロードした場合は、DropboxやメールなどでダウンロードしたMT5を添付して自分あてに送ってからVPSでMT5をインストールする方法もある。
ここでは全ての作業をVPS上で行うことを前提に話している。
VPSは事前の契約が必要なのでお勧めの「お名前.com」でVPSを開設しよう。


ダウンロードボタンをクリック。
ここから先は少し通常のインストールとは異なってくるので要注意だ。
下記の画像の赤枠の「設定」ボタンを押すことで、表題の同じXMのMT5をいくらでもインストールできるようになるのだ。

「設定」ボタンを押すと次のポップ画面が開き、インストールフォルダーの選択が可能となる。
どういうことかというと、通常のハードディスク内のCドライブ:プログラムフォルダーにインストールする前に、事前に新しいフォルダーを作り、そのフォルダー名を例えば「XM-01」とするとしよう。
下図の赤枠の箇所が複数のXMのMT5をインストールするための肝になる。

「参照」ボタンをクリックして、どこへMT5をインストールするか指定するわけだが、先ほどの「XM-01」というフォルダーを予め自分で作る必要がある。
新しい「XM-01」フォルダーを「参照」をクリックして選択する。
参照ボタンを押して、ローカルディスク(C)を選択する。(下図参照)
ここで他のフォルダーを選択すると、どこへMT5がインストールされたのかがわかりにくくなるので要注意だ。

このように「ローカルディスク(C)」が水色に選択されている。
この状態を確認して次の作業に移るべし。
そこへ「新しいフォルダーの作成(N)」ボタンを押してフォルダー名を「XM-01」にしておく。

このように新しいフォルダー名を「XM-01」と入力し、フォルダーが水色に選択されているのを確認して次の作業に進む。
※フォルダー名を変更しただけでは完成されていないので、必ず上図のようにフォルダー名が確定されて、水色の選択状態を目視しなければならない。
次にMT5をインストールする。
「OK」を押して次のポップ画面を見ると下図のように「インストールフォルダー:C:¥XM-01」となっている。
次へボタンを押してMT5インストールを完成させよう。

インストールが開始され、指定した「XM-01」フォルダーへMT5が格納されていく。
デスクトップには新しくインストールしたMT5のショートカットが表示される。
デスクトップのショートカットをダブルクリックして開くと最後にインストールしたMT5が起動する。

こうしてMT5が無事にインストールされているのが確認できる。
インストールが完了すると以下のような画面になる。

サーバーがXMであればこのまま「次へ」ボタンを押す。
そして「既存の取引口座と接続する」を選択しXMのアカウント情報を入力して「完了」となる。
既存の口座にログインするためには予めXMで口座開設を完了している必要がある。
私が愛用しているのはXMのKIWAMIというロースプレッド口座だ。
口座を開設し終えている方は下図の説明が適用できるが、口座開設がまだの方はデモ口座を開設しておくなどしておけば良い。
デモ口座にログインする場合も下図の方法でログインする。

以上で一つ目のMT5のインストールを完了したが、このプロセスは再現性があるので、2代目のMT5をインストールする際には、1代目のXMのMT5インストーラーがダウンロードフォルダーに入っているので、XMからダウンロードしないで済む。
その同じMT5インストーラーを使用して「XM-02」フォルダーとアイコンを作れば良い。
そして「XM-03」「XM-04」・・・と同じブローカーのMT5を複数インストールできてしまうのだ。
そうして同じブローカーの同じMT5が何台でもインストール可能となる。
しかし1つのVPSではメモリやCPUに限界があるので、無数にインストールできる話ではないし、メモリ1Gバイトに対して1台のMT5が適正だと言われている。

左上部がインストールされたばかりのMT5だ。
デスクトップのアイコンの名称を確認しショートカットを選択した状態で右クリックして「名前を変更」で「XM-01」にしておこう。
このショートカットの名称を変更しておかないと、次に同じブローカーの同じMT5をインストールしたら、その度に1つのショートカットに次にインストールしたMT5のショートカットが上書きされてしまう。
少し手間だがこうしてデスクトップのアイコン名を変更しておかなければならない。
もしデスクトップに自動生成されたMT5のショートカットの名前を変更しなかったら?
複数台の同じブローカーのMT5の最後にインストールしたMT5が1台だけしか起動しない。
先に複数のMT5をインストールしていた場合は、Cドライブにアクセスして先にインストールしたMT5を手動で探し出して、ショートカットを自分で作る手間がかかってしまう。
ここまでの一連の作業が同じブローカーで複数のMT5をインストールするための作業手順となる。
次回は複数の同じブローカーのMT5を「お名前.com」VPSのサイトで自動再起動に設定する方法について書いておこう。
自動再起動を設定しなければならない理由の一番は、例えばEAを運用中に週末のサーバーがメンテナンスでシャットダウンしたとしよう。
何もしていなければVPSでは何もアプリが起動していない事になる。
つまりEAがポジションを持っている場合は決済されずに放置されてしまうことになる。
利確や損切りが行われずに相場が動いているので、強制ロスカットなどのリスクが高くなる。
サーバー側がメンテナンスやOSのアップデートなどで再起動することはしばしばあることなので、その際にMT5が自動で起動されるようにしておく必要がある。
私はEA歴が15年ほどあり、VPS経験も15年あるので、国内5社程度のVPS業者と契約してきた。
プログラムで自動再起動する自動再起動することもできるが面倒な方法だ。
私が知る限りデフォルトで最初からMT5を自動で再起動できるシステムを有しているのは「お名前.com」のVPSだけだ。
さすが自動売買専用と謳っているだけのことはある。
そういう理由で一押しのVPSサーバーは「お名前.com VPS」というわけだ。

デフォルトで自動再起動が付いているが、設定をオンにして、どのMT5を自動再起動するのかを指定しなければならないから、その解説をしてみようと思う。

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