今回のFXGTでのバックテストは2022年1月1日から本日(2023年6月12日)までのドル円1時間足を使用したGuppyEAの損益について詳細を公表してみようと思う。
このブログでは出来立てホヤホヤのGuppyEAという名前のMT5で運用するエキスパートアドバイザーについて書いている。
プログラムによってFX自動売買するロボットに全託していくことで本業に専念している間にEAで資金を自動的に増やす計画だ。
今のところFXGTでのBTをGBPJPYの1時間足と同じブローカーのUSDJPY 1時間足の2種類のEAを準備しているが、それぞれ4時間足用のEAもあるので合計4種類のEAとなる。
では今日の本題に戻ろう。
まずは2022年1月から今日までの損益結果を見て欲しい。

これが全体図だが、さらに画像を拡大して詳細を見てみよう。
下図は上図を拡大したものだ。

上図が興味深いのは損益は約1年半で3億2500万円になっているのに、勝率はショートの場合だと22%というところだ。
つまり100回のトレードで22回しか勝っていないのにこれだけの利益を出すEAはかつて見たことも聞いたことも無い。
私は15年以上に渡りEAの研究と実運用を経験しており、経験したEAは200を優に超えている。
そんな私でさえも見たことも聞いたこともない勝率2割で1年半で10万円の初期証拠金を3億円にするEAがここに存在しているなんて!
驚き以外の何者でもない!
自分でもこのBTを見た時に、えええええ〜〜〜????
このカラクリは損切りと利確の対比にある。

上図が示すものはリスクリワードが1:10の比率で損切り10Pipsに対して利確は100Pipsということだ。
こんな比率で利益が残るなんて信じられない結果であるが紛れもない事実である。
自分で作ってみたEAであるが、まさか!まさか!の結果となってしまったのだ。
もちろんこの損益はバックテストの域を出ていないわけだが、可能性としてMT5のリアルスティクに基づいたBTであることもさらに!さらに!可能性を押し上げていることも事実だ。
私は現時点でMT4のBTをあまり信用していない。
この結果がMT4のBTであったとしたら話は半分くらいの信憑性になったであろう。
しかし、何度も言うがMT5の遅延こみのリアルスティクに基づいたBT結果である点がすごいことだ。
だからと言ってMT5の優位性がどれだけ高いかを証明したわけではないが、経験上かなりの確率でリアル口座とBT結果は整合性があると言える。
では次の拡大画像を見てみよう。

上図の一番上の折れ線グラフは大変興味深い結果だ。
先ほどから開設しているようにリスクは10Pipsでリターンは100Pipsそんな理想的なリスクリワード対比であるが、このグラフがそれを証明している。
損切りを小さく繰り返しながらも大きく稼いでいることがよく分かる。
小さく損切りしている期間は右肩下がりでゆっくりだ。
スローに見えるのは10Pipsの損切りであるからだ。
そして100Pipsもしくはトレイリングストップでの利確となるが、損切りに対してのリワードが大きいのでこのようなグラフになるのである。
コツコツと小さく負けて、ドカンと大きく稼ぐ理想のEAが完成した。
おそらくこれ以上のリスクリワードの比率は難しいと思うが、逆に110Pipsやリワードを拡大する方向へ微調整する方法もあるかも知れない。
注意深くグラフを見ると、長い下り坂を何度か経験しているように見える。
前回のEA導入後のスタートタイミングでも述べているが、こうした長い下り坂の右肩下がりのタイミングにEAを導入する可能性はあるわけだ。
そうした時にコツコツと10Pipsの負けがBTの最高数では13回となっている。
おそらくグラフの中央のあたりがかなり右肩下がりの期間が長いので、ここで13回続けて負けているだろう。
このEAのパラメーターでのRiskは100%なので10万円に対して1.0ロットの運用なので10Pips×13回は130Pips=130,000円の負けになる。
前回の記事でもこうしたEA開始のタイミングによる口座破綻のリスクを回避する方法はRisk%を下げること以外にないと話した。
今回も同様に、EA開始のタイミングがどういう最悪な状況であっても口座破綻だけは避けなければならない。
つまりRiskは50%が上限であるということだ。
もしRisk50%で運用した場合の結果はこれだ。

話が逸れてしまったが、話をRisk100%のバックテスト結果に戻そう。
最悪の13連続負けでもRisk50%の場合では、130Pips=65,000円の損切りとなるので残りは35,000円になる。
3,5000円の仕切り直しから復活できるのか?というと十分可能あり得るのだ。
その証拠を見せよう。
今回のBT結果も詳細を見ると大きく資金を減らして10万円が3万円まで減ってからの時期を乗り越えて、1年半で3億円まで到達しているからだ。
それでは今回のBT取引履歴を見てみよう。

2022年の1月1日に入金額が10万円になってEA運用スタートとなっている。
上図右の赤枠は資金の損益を表示したものだ。
1月末には口座残高81,667円まで減っており損益ではマイナス18,333円になっている。
ではこの続きをざっくりと見てみよう。
口座残高は2月になってもマイナスのままで3月を迎えている。
つまり1月2月はマイナスの収支であったということだ。
下図の赤枠がクロスしている日付が2022年3月11日で口座残高は31,822円なのでマイナス68,178円の損失である。
この地点を大底にして爆益炸裂だ!

どうだ!同月の22日には口座残高は345,650円にまで急激に増えている。
この時点では245,650円のプラスの損益となっているのだ。
わずか10日ほどで、3ヶ月間のマイナスが補填されている。
マイナスが無くなるどころか、一気に10日で資産が3倍に増えているのだ。
もっと言えば、最も口座残高の少なくなった3月11日の31,822円が10日間で10倍の資産になっているという驚異の回復力がGuppyEAの可能性を示唆している。
ではこの続きを見てみよう。

上図を見て欲しい。
3月末に30万円程度だった資産は4月の末には9,114,960円とわずか1ヶ月で30倍になっているのだ。
Risk100%の破壊力とでも言える資産の倍増だ。
ここまでで約4ヶ月間の運用実績というこになる。
10万円は4ヶ月後に約1000万円近くまで増えていることになる。
過去記事で書いたGBPJPY=ポンド円の1時間足では5ヶ月間で1億8千万円を超えていたのでドル円の場合ポン円よりは少し目減りするが、リスクリワード1:10のドル円は魅力だと思う。
上図の最後の取引で48ロットのエントリーで100Pips利確して4,800,000円の利益になっている。
損切り10Pips:利確100Pipsの圧倒的パワーを感じてしまうのは私だけではないだろう。

そして1年半後の本日までのBT結果で3億2千万円の利益確定となっている。
損切りがマイナス2,548,103円なので総利益の328,052,836円の利益と対比させると約13分の1の結果となっているので、リスクリワードのBT結果は1:13となった。
損切りと利確のパラメーター設定は10Pips:100Pipsであったが、MT5のリアルティックによる遅延こみのBTでは1:13までの優位性が証明された。


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